絵画を査定・鑑定をしてもらう際の悩みごと！絵画の保管方法や相場の把握が難しい理由 | 株式会社アートフラール

悩み1：湿気による劣化

湿気は、絵画の大敵です。湿度の高い場所で長期間保存していると、シミやカビが発生する原因になります。特に湿度が上がりやすい夏は湿気による劣化が進みやすくなるため、注意が必要です。

悩み2：虫による劣化

目に見えない小さな虫が絵画の保管場所に侵入し、虫食いが発生したり、排泄物によってシミができたりといった事態もよくある悩みとして挙げられます。長く保管していると絵画の異常に気づかず、虫による被害が拡大する可能性があります。

悩み3：色が落ちる

常に紫外線が当たる場所に絵画を保管していると、色が落ちやすくなります。購入時は鮮やかだった絵画が時間の経過とともに色落ちし、本来の魅力が失われてしまうこともあるので、紫外線にも気を付けてください。

悩み4：収納する場所が足りない

数多くの絵画を所有していると、保管スペースが足りなくなることも珍しくありません。適切ではない場所で無理に保管していると、湿気や虫の被害が広がることもあるため、収納スペースの確保も重要なポイントです。

お手入れ1：絵画に付いた汚れを落とす

汚れを放置しているとさらに絵画が劣化する可能性があるため、汚れを見つけたら早めに落とします。ただし、自分で汚れを落とそうとすると破損の原因になることがあるので、状態によってはプロの業者に依頼することが大切です。

お手入れ2：額縁に付いた汚れを落とす

金属製の額縁は錆が付きやすいため、専用のクリーナーを使ってお手入れします。木製の額縁は薬剤を使うと変色の恐れがあるので、柔らかい布で乾拭きをしてください。

ジャンル分けが難しい

アクセサリーや洋服など、一般的な品物を買取する場合は定価や発売時期などを加味してジャンル分けし、相場が決まっていきます。しかし、絵画には定価がなく、作者によってはいつ描かれたのかわからない場合も珍しくありません。

また、同じ作家だとしても、年代による作風の違いや作者の人生、時代背景などによって大きく価格が変わる場合があります。このように明確なジャンル分けが困難なため、相場の把握は難しいとされています。

その時々の状況によって価格が変動しやすい

買取時の状況によって価格が変動しやすいのも、絵画の平均相場を把握しづらい理由です。例えば、一般的に300万円の価値があるといわれている絵画でも「絶対にこの絵画が欲しい」と強く希望する人が現れ「700万円出してもよい」と判断した場合、この絵画の価格は300万円から700万円に上がります。

逆に買い手が少なく「100万円なら買ってもよい」と言う人が現れた場合は、300万円から100万円に下がってしまうこともあります。

このため、絵画の価格は買取に関わる人の心情や経済状況など様々な要素が複雑に絡んで決まる「時価」であると考えられます。高額で取引できるか否かは、運によるところも多いといえるかもしれません。

買取相場はプロに依頼するとスムーズ

買取相場を知るためには、深い知識を持ったプロに依頼するとスムーズです。作家の作風や人生背景、トレンドなど、様々なことを総合的に検討し、最適な買取価格を出すことができます。