絵画を売却する前に！査定時に注意したい絵画の状態やダメージについて | 株式会社アートフラール

売却価額を高くする条件

絵画を高く売るためには、作品の状態として、以下の条件を満たす必要があります。

・絵の具の剥がれや割れが無い
絵の具の状態が作品完成当初に近いほど、売却価額が高くなりやすいです。

・染みやカビが無い
シミやカビは、放置しておくとどんどん進みかなりの減額の対象になることもあります。湿気の少ないところに置き、保存状態が良いのが好ましいです。

・破れや褪色が無い
絵具の種類によっては、紫外線等の影響で色が抜けることがあります。褪色の程度によっては大幅な評価減になります。

・加筆が無い
何らかの手を加えてしまうと、絵画の資産価値は大幅に下がります。

言い換えると、これらの条件を満たしていない絵画は、売却価額が下がってしまう恐れが大きいです。特に注意が必要なのが加筆で、たとえば絵の具の剥がれを隠そうとして上から塗った場合でも、価値が下がってしまいます。作品ができた当初の状態に近いほど、売却価額が高額になります。

絵画の状態を保つ方法

絵画の劣化を完全に避けるのは難しいです。しかし保存方法や普段の扱い方に気をつければ、絵画の状態を良好に保つことができます。
絵画の状態を保つために押さえたいポイントは以下の三点です。

・湿度・温度に気をつけて保管する
絵画は高温多湿や急激な温度変化・湿度変化などに弱いです。高温多湿はカビ、シミの原因になります。また材質によっては割れを引き起こします。温度・気温が安定した場所に保管する必要があります。また、太陽光が当たる場所も避けるのが無難です。

・素手で触らない
なるべく絵画・版画には直接触れないようにします。素手で触るのはシミ、カビの原因になり厳禁です。お手入れなどの際も素手では触れず、額の外側を専用のクロスなどで拭きましょう。

・トラブル時は専門家に相談
シミ、カビ、割れ、波打ちなどのトラブルが見つかったら、自身で対処しようとするのは危険です。早めに専門家に相談しましょう。

絵の具のヒビ割れや剥がれ

油絵において特に多いダメージです。油絵に使う絵の具は、湿度や温度などの影響で収縮します。絵の表面にヒビ割れや剥がれがあると、査定額が下がってしまう恐れが大きいです。

前述したように、修復しようと絵の具を塗り足すのは厳禁です。専門の修復師以外に手を加える行為は、理由を問わず売却価額に悪影響を及ぼします。

シミやカビなどの汚れ

シミやカビなどの汚れも、査定額に影響を与えるダメージです。シミやカビは湿気などが原因で起こります。押し入れなど湿度が上りやすい部屋、結露の出る部屋などでの保管は避けましょう。

カビには白カビと黒カビの2種類があり、黒カビの方が査定に大きく影響します。白カビは表面だけのダメージの可能性が高いですが、黒カビは内部まで浸透してしまい、完全には取れないケースも多いためです。

シミ、カビが見受けられたら、自身で処置せず、早めに専門業者や買取業者、画廊などに相談しましょう。的確な処置が早いほど、査定への影響は少なく済みます。

破れ

絵画の破れは、査定額を大きく下げてしまう恐れがあります。専門知識の無い人が破れを修復しようとしても、さらに悪化してしまうケースが多いです。

もし売却を考えている絵画に破れがあった場合、自身では何もせず専門業者に相談する必要があります。これ以上状態が悪化する前に売却に出すのも有用な手段です。

絵画の売却をご希望の方は、ぜひ株式会社アートフラールへご相談ください。株式会社アートフラールは、日本全国を対象に出張買取を行います。絵画の保管場所を問わず、手軽に査定・売却が可能です。事務所への持ち込みも歓迎しておりますので、お気軽にご利用ください。