絵画の買取価格に影響する?鑑定書と保証書の違いについて
絵画の買取価格を決定するポイントとは?鑑定書と保証書の違いについて解説!
絵画を売却する際に、鑑定書や保証書があると買取価格が高くなる可能性があります。鑑定書と保証書は異なるものですが、高価買取のために必要な書類ですので、取得した場合はどちらも大切に保管しておきましょう。
買取価格に影響する?絵画にとって重要な鑑定書と保証書について

絵画や美術品の付属品として、鑑定書や保証書があります。鑑定書・保証書を所有していないという方も多いですが、これらは作品の売買をするときに重要となることがあります。似たようなものだと思われるかもしれませんが、美術商の中では使い方が明確に分かれているのです。こちらでは、鑑定書と保証書の違いについて解説いたします。
鑑定書の特徴と発行対象(近年、「登録証書」という形式が増えています)
絵画が贋作ではない、本物であることを証明する書類です。この書類は、絵画作品すべてに発行されるものではありません。通常、作家が亡くなった後、鑑定機関(鑑定人)が出来た場合に発行されます。画家が存命中の場合、作品が贋作であるかどうかは本人に直接確認できますので、基本的に書類は不要という考え方です。
また、江戸時代以前に制作された作品などは、たとえ真作であっても鑑定書が発行されないことが多いです。そのため、経験と知識に富んだ専門家が来歴なども加味しながら贋作の判断することになるでしょう。
発行する組織
国内外を問わず、所定の機関が鑑定書を発行しています。具体的には、画家の鑑定委員会や日本洋画商協同組合鑑定登録委員会、一般財団法人東美鑑定評価機構などの組織です。絵画や美術品が本物であると判定されると、鑑定書が発行され、鑑定機関に作品のデータが保存されます。基本的に鑑定書の再発行は認められていないため、大切に保管しましょう。
また、有名な作家になると鑑定機関を名乗る複数の組織が存在することがあります。その場合、最も権威・信頼のある組織が「所定鑑定機関(人)」といわれ、通常、その所定鑑定機関(人)が発行している鑑定書(登録証書)以外は効力が無いと考えられるのが一般的です。
書類作成の価格相場
鑑定書(登録証書)には、作品名の他に技法や登録番号が記載されています。発行元の鑑定機関がその権利を失った場合は、新たに認定された所定鑑定機関(人)に鑑定を依頼することをお勧め致します。鑑定料は鑑定人や鑑定機関、技法によって異なりますが、国内作家では一般的に1~6万円が相場です。海外作家の場合は、為替レートによって変動しますが、その他諸々の費用も掛かるため10万円~30万円の間が多いです(詳細はお気軽に株式会社アートフラールにお問い合わせ下さい)。
保証書の特徴
絵画の販売元が発行する証明書のことを指します。販売元のギャラリーが閉店した場合、保証書は効力を失ってしまうことが多いです。有名なギャラリーが発行した保証書は、査定のときに有利になる可能性があります。なお、作品の真贋を鑑定した書類ではないため、鑑定書と比較すれば売買時の効力は弱いといえるでしょう。
鑑定書と保証書があれば高額買取も可能!絵画の査定依頼はお気軽に

絵画にも骨董品やジュエリーなどでよく見られる鑑定書や保証書がついています。特に明治時代以降の有名作家の作品の多くは、所定の鑑定機関が発行した鑑定書があります。鑑定書や保証書が備わっている絵画・美術作品は、高額査定の対象になるケースも多く見られます。専門業者に査定を依頼する場合には、絵画とともに鑑定書・保証書を提出することで、高価買取が期待できるでしょう。
株式会社アートフラールは、常にお客様の目線に立った丁寧な対応を心がけております。数多くの査定を担当してきた経験豊富な店主が、一点一点、心をこめて絵画や版画を査定いたしますので、安心してご依頼いただけます。大阪の事務所や神戸市内直営店の店頭での直接取引はもちろんのこと、オンライン査定も承っておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。一点のみ、あるいは大量のコレクションの査定にも対応しており、ご希望があれば全国どこでも出張でお伺いいたします。遠方にお住まいの方で買取をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
絵画の買取・査定についてのお役立ちコラム
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