絵画の買取は専門業者に依頼を！本物を見極めるためのポイントとは？ | 株式会社アートフラール

鑑定とは？

絵画の鑑定とは、真贋をはっきりとさせることを目的とするもので、金額をつけるわけではありません。真贋の見極めは、作家ごとに定められている鑑定機関もしくは鑑定人に委ねられます。

絵画は描かれた時代や作家、保存状態など、様々な条件によって買取の値段が決まります。日本画と一口でいっても、現代の作家の作品から浮世絵、水墨画とジャンルは多彩です。また、日本画に詳しい専門家もいれば、西洋画に詳しい専門家もいます。鑑定を依頼する場合は、自分が所有する絵画のジャンルに精通する専門家を見つける必要があるでしょう。

鑑定の主なチェックポイントとは？

絵画の鑑定を依頼する前に、本物であることを見極めるポイントを知っておくことが大切です。絵画の主なチェックポイントは、以下のとおりです。

・落款やサインに注目

絵画の価値を見分けるためには、まず落款（らっかん）やサインに注目するのがポイントです。落款とは、作品が完成したときに作者が押す判子・署名のことを指します。落款のある作品は、有名な作家が手掛けた作品であることも多く、鑑定の際に有利に働きます。サインは、作家によって文字の書き癖やデザインが異なります。絵画自体は本物とほとんど見分けがつかなくても、わずかなサインの違いで本物か贋作かを見分けることができる可能性が高いです。

・作品の制作時期

作品がいつ制作されたのかを見極めることも重要です。たとえそれほど有名ではない作家の作品でも、明治時代以前の絵画や版画の場合、希少性が高いと判断される可能性も多く、結果として価値も高いと判断されることがあります。

・来歴・由来もチェック

絵画の来歴や由来も、鑑定の際には大いに役立つ項目です。絵画にサインや落款がない場合でも、来歴をたどれば作家を特定できるケースも少なくありません。

贋作について

絵画に落款・サインがあっても、経験豊かな専門家はそれが本物かどうか厳格なチェックを行います。特に、知名度の高い作家の場合、贋作である可能性も少なくありません。

高値で取引されている作家の作品を真似た絵画に画家のサインを加え、本物と偽って売りに出す行為は昔から行われています。贋作だと気づかずに、高いお金を出して作品を購入してしまうケースも後を絶たないのが現状です。「有名な作家の絵画があるから高値で買い取ってもらおう」と思っていても、鑑定に出したときに贋作だとわかることもあります。

贋作自体に価値がある場合も！

贋作だと確認された時点で絵画の価値は激減しますが、贋作の中には非常に完成度が高いものもあります。コレクターの中には、贋作だとわかっていながらわざわざ作品を購入する方もいらっしゃるほどです。

また、年代の古い贋作の場合、額縁に高級な素材が使用されているケースもあります。精緻な彫刻が施された金地の額縁や銘木が素材に使われている額縁は、それだけで価値があると判断されることも少なくありません。ご自宅にある絵画の額縁が豪華な場合には、専門家へ鑑定を依頼されることをおすすめします。

株式会社アートフラールでは、数多くの美術品の査定を手掛けてきた店主が、一点一点丁寧にチェックし、適正な価格をご提示いたします。お手持ちの絵画が本物か贋作かはっきりしないという方も、どうぞお気軽にご相談ください。