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絵画の買取をお考えの方へ!査定と鑑定の違いと価格の決め方

絵画の買取を依頼する前に知りたい査定と鑑定の違い!絵画の市場での価格の決め方も解説

絵画の買取を依頼したい方が気にしているのは、その買取価格についてでしょう。絵画買取業者は査定や鑑定を行いますが、その価格はどのように決めているのでしょうか。この記事では、査定と鑑定の違いや絵画の市場での価格の決め方について解説いたします。

査定と鑑定の違いは?

美術品を売却

絵画の査定や鑑定を依頼する前に、査定と鑑定の違いについて押さえておきましょう。両者の違いについてご紹介いたします。

査定とは

査定とは、いくらで買い取るか金額を決めて、売り主に買取価格を提示することです。本物であることを前提に価値を判断し、それぞれの買取業者が買い取ってもよいと思える金額を決めます。そのため、市場価値は高いのに思ったより低い価格を提示されることも珍しくありません。買取業者が多くの利益を得たいと思えば、その分買取価格は低くなるからです。

鑑定とは

鑑定とは、その絵画が本物なのか偽物なのか、真贋を判断するための目利きのことです。つまり、必ずしも価格を提示するわけではありません。市場性のある有名な物故作家(亡くなっている作家)は、所定の鑑定人や鑑定機関が決められているのが一般的です。鑑定は指定された鑑定人や鑑定機関で専門家(メンバー)により行われ、場合によっては作品に使われている絵具の成分を科学的に分析して判断することもあります。

そのため、決められた鑑定機関以外の個人や画廊などで勝手に鑑定をすることはできませんし、万が一、そのような鑑定書形式のものがあったとしても全く効力はありません。また、その鑑定人が他界した後に別の鑑定人(機関)ができた場合、以前の作品を再鑑定する場合も稀にございます(例/棟方志功:棟方巴里爾→棟方志功鑑定委員会)。

こういった絵画は、鑑定書がなければ公に売買することができないので、作家没後鑑定機関ができた後に作品を入手した場合、本物であれば鑑定書(ただし、鑑定登録機関によっては、登録書の形式での証明書発行が最近増えています)がついているはずです。

実際には、査定と鑑定は同じ意味合いで使われることもありますが、このようにそれぞれ違った意味をもちます。

ただ、いずれにしても絵画など美術品の買取業者は、お客様にきっちりとした査定をするため、まず鑑定をして売買できる作品かどうかを判断してから査定を行います。そのため、査定を依頼しても鑑定を依頼しても、同じプロセスを経て買取価格を提示してくれるでしょう。

絵画の価格の決め方とは?プライマリーとセカンダリーについて

資産価値

絵画を売りたいとお考えの方は、絵画の価格がどのように決まるのか気になるでしょう。絵画などの美術品の市場は、プライマリーマーケットとセカンダリーマーケットに分かれています。

プライマリーマーケット

プライマリーマーケットとは、新作を世に送り出すための市場です。新作は、画廊や百貨店などが企画する展覧会などで売られています。

以前の日本のプライマリーマーケットでは、日本画や洋画などは作品の号数に号価格をかけた金額が小売価格になります。号数とは、絵の大きさのことで、号価格とは1号あたりの単価のことです。

  • 号単価×号数=小売価格

号単価は、実績のある作家ほど高くなります。無名の新人作家の場合は、号単価1万円から3万円程度から始めることが多いです。
号単価は作家と画廊とで相談して決めますが、展覧会での売れ行きを見ながら金額を上げていきます。

ただし、最近では、現代美術アート)ブームにより、海外と同様の値付けをするケースが増えてきました。号単価の掛け算式でなく、サイズごとに値付けするケースです。また、同じアーティストで同じサイズでもモチーフやシリーズにより発表価格を変えることも多々見受けられるようになりました。

この場合の値付けの根拠は、画廊とアーティストの話し合いで、経験豊富な画廊主の考えが反映されることが散見されます。そのため、すごく割安に感じることもあれば、割高に感じられることもあります。

セカンダリーマーケット

セカンダリーマーケットとは、すでに世に出ている作品を転売するための市場です。主にセカンダリーギャラリーを中心に販売されることが多く、一部オークションを介しても売られています。

セカンダリーマーケットでは、号数や号評価ではなく、市場評価を基準に絵画の価格が決まります。絵画の需要と供給によるところが大きいのです。

セカンダリーマーケットでの価格に影響するのは、作品のクオリティや号数だけでなく作家の知名度・将来性、コレクターの数といった、様々な要素があります。

絵画の買取業者の多くは、基本的にセカンダリーマーケットでの評価を基準に独自に買取価格を決めています。

絵画の買取を依頼したい方は株式会社アートフラールへ

この記事では、絵画の買取を依頼したいとお考えの方へ、査定と鑑定の違いや絵画の市場での価格の決め方について解説しました。査定とは金額を決めること、鑑定とは真贋を判断することですので、それぞれ意味が違います。しかし絵画の買取業者では、鑑定を行ってから査定をして買取価格を決めるほうが高値査定を提示し易いため、どちらも同じニュアンスで使われることがあります。

また、絵画の市場での価格は、プライマリーマーケットでは号数を基準に決め、セカンダリーマーケットでは市場評価を基準に決めます。株式会社アートフラールでは、全国どこでも出張買取に対応しております。創業以来、数多くの査定を行ってきた店主が丁寧に見極めて、相場に基づいた適正価格を提示させていただきます。できるだけスピーディーな対応を心がけておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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