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絵画査定を依頼するなら押さえておきたい重要ポイント!リトグラフを高く買取してもらう方法

絵画・リトグラフの査定を依頼する前に知っておきたい重要ポイント

絵画の査定を行う株式会社アートフラールが、リトグラフの概要やリトグラフを買取に出す前に知っておきたい「高く売るためのポイント」についてご紹介いたします。リトグラフという美術品は、あまり耳なじみがないかもしれません。この記事を参考に、リトグラフの概要を押さえ、高く買い取ってもらえるように備えておきましょう。

リトグラフとは?

チェックポイント

リトグラフは石版画のことで、語源はギリシャ語で石を意味する「lithos」からきています。平らな石の上に描画を行い印刷する版画で、「平版」と呼ばれることもあります。もともと、版材には語源でもある石灰が使われていましたが、現在では軽く持ち運びに便利なアルミ板、金属板などを使用することもあります。

リトグラフは、平らな版面の上に油性分を含んだ材料で描画し、描画後に薬品を塗ることで、油分を含んだ描画部分と油分がくっつきやすくなる性質を利用しています。描画されていない部分は水分を保存しやすい状態になるため、版面に水の膜ができてインクが乗らず、描画部分のみにインクが乗ります。版面の上に紙を置いて、プレス機で圧をかけることで印刷するのです。

リトグラフは1798年にアロイス・ゼネフェルダー(ドイツ出身)によって発明されました。当初は楽譜の印刷に用いられていましたが、描画したものをそのまま印刷できることから、美術の分野で活用されるようになりました。鉛筆タッチやクレヨンなどで自由に描画された風合いはもちろん、水彩の滲みなども表現することができることは大きな特徴と言えるでしょう。

さらに、版を媒介することで、思いもよらない効果を出すこともあります。色を重ねていく多色刷りによっても複雑な色合いが出ることもあり、絵画表現を深く追求することもできる魅力があるのです。

この技法を絵画分野で活用することはイギリスから始まり、フランスではジェリコーやゴヤらによってリトグラフ制作がされ、自由に描写できるこの技法が世界の画家たちに愛されています。

リトグラフを高く売る方法

絵画売却の注意点

リトグラフを高く売るためには、その価値をしっかりと見極められる買取業者に依頼することが重要です。どんなに素晴らしいリトグラフであっても、価値がわからないと高値になることはありません。知識があり買取相場についても明るく、美術分野の市場の動きを把握していることが必要でしょう。

また、シワ伸ばし、染み抜きができる業者であれば、経年劣化でコンディションが良くないリトグラフでも買取してもらえます。買取を他業者で断られた場合でも、専門業者に問い合わせ、査定をつけてもらえる可能性もあります。

リトグラフは1つのテーマに対して数百枚もの作品を仕上げることもできるため、収集しやすいことも特徴です。そのため、世界中の絵画コレクターが注目する美術品でもあるのです。

その上で、高値で売るためには下記の4つがポイントになります。

  • エディションナンバー
  • 作家名
  • サインの有無
  • 余白をカットしていない

エディションナンバーは、シリアルナンバーと呼ばれることもあり、限定部数を示しています。多くの場合、左下の余白部分にナンバーが記載されています。例えば「50/200」と記載されている場合には、限定200部のうち50枚目となります。

何枚目に印刷されたかについては分け隔てなく査定されますが、限定部数が少ないほど希少になるため価値が高く、高値での買取が期待できるでしょう。

絵画もですが、リトグラフは作家によって価値が大きく異なります。著名で人気が高い作家のリトグラフは高値での買取が期待できます。リトグラフ技法で作品を制作した作家の一部をご紹介いたします。

  • アルフォンス・ミュシャ
  • 東山魁夷
  • 平山郁夫
  • パブロ・ピカソ
  • ベルナール・ビュフェ
  • マルク・シャガール
  • 藤田嗣冶
  • 篠田桃紅

日本にリトグラフが入ってきたのは、幕末から明治初期にかけてです。東山魁夷や平山郁夫など、日本人作家のリトグラフ作品も評価が高くなっています。

リトグラフに作家のサインが書かれていれば、さらに価値が高くなります。アルフォンス・ミュシャなどを除いて、もし直筆サインがされていて本人が制作したと判断されると、高価買取をしてもらえる可能性が大きくなるでしょう。

リトグラフは高価買取を実施する専門業者に査定を依頼!

今回は、リトグラフの基礎的な知識や特徴についてご紹介しました。日本人作家による作品も多く、コレクターが注目している美術品でもあります。限定数が少ない作品は希少性も高く、高値がつく可能性もあるため、売る際には専門業者を見極めて査定を依頼するとよいでしょう。

査定には、知識があるだけでなく相場がわかっていることが重要になります。リトグラフの買取実績が多い業者を選ぶなどして、高値での買取を目指しましょう。株式会社アートフラールではリトグラフの査定を行っております。リトグラフの買取でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

絵画の買取や売却についてのお役立ちコラム

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