絵画買取は専門業者へお任せ！版画の買取のポイント | 株式会社アートフラール

そもそも版画とは

版画と印刷ポスターの見分け方を解説する前に、まずは版画とは何かをご紹介いたします。版画とは簡単にいうと、作品を複製する技術、およびその技術を用いて作られた作品を意味する言葉です。

現代、版画には大きく2種類の方法があります。1つは版に彫刻や細工を施し、インクの転写などによって絵画を複製する手法です。石版画（リトグラフ）・シルクスクリーン版画・木版画・銅版画などが挙げられます。版画作品自体がオリジナルとして高い価値を持ち、刷られた絵はエディション（限定部数）というシステムで価値を保ちます。

もう1つはジークレー版画という手法です。こちらは原画をスキャンしてデジタルデータ化し、データを使って専用のプリンターで色を吹き付け印刷します。

印刷するという点で、ポスターとジークレー版画は一見似ています。しかしジークレー版画は作家が関わっているうえ、使用する紙や道具は高価です。エディションやサインも書かれるため、高い価値があります。

版画と印刷ポスターを見分ける方法

版画と印刷ポスターの見分け方は大きく2つです。

・エディションの有無
版画にはエディションが入っています。作家のサインが書かれているものも多いです。
・色の付き方
印刷は4色の網点を組み合わせて表現します。よく近づいて見る・ルーペなどで拡大したとき、細かな点の集合体が見つかれば印刷ポスターだとわかります。

一見似ていますが、じっくり見ると違いが明らかになります。

版画の買取価格を左右する要素

版画の買取価格を大きく左右する要素の1つが、作品の状態です。状態で注意したいポイントの具体例をご紹介いたします。

・傷などの有無や劣化の程度
傷、シミ、シワ、褪色、カビなどがあると買取価格が下がってしまいます。また、高額な版画などは余白の見えない部分にカットや破れがあっても価格が下がります。保存状態が良好で、劣化が進んでいないのが理想です。

・付属の額
業者によっては、版画についている額も評価対象とすることがあります。買ったときの額をそのままセットしている、額がきれいな状態を保っていると、査定額に影響を与えるリスクが低いです。

・付属品
箱や保証書など、付属品もそろった状態の方が、査定額が高くなりやすいです。

いくら希少性の高い作品でも、状態が悪いと買取価格が下がってしまいます。買取価格は作品自体が本来持つ価値だけでなく、現物の状態や付属品などによって変わるのです。

買取業者に依頼する際のコツ

版画を高く買い取ってもらうには、業者に依頼する際にも以下のようなコツを押さえることが大切です。

・経験豊富な専門業者に依頼する
絵画の査定・評価には知識が必要です。正しい評価を受けられるよう、絵画査定の経験が豊富な専門業者に依頼する必要があります。

・状態をなるべく正確に伝える
宅配買取や出張買取の多くは、事前に目安の査定額が伝えられ、現物確認後に正確な査定額が決定します。買取依頼後に査定額が下がってしまうリスクを避けるため、詳細な写真などを送って作品の状態について最初からなるべく正確な情報を伝えることが大切です。

・再販ルートの多い業者を選ぶ
買い取った作品の再販ルートを多く持つ業者なら、安心して依頼できます。

株式会社アートフラールは創業以来、絵画の査定経験を多く培ってきた会社です。価値や状態、相場を見極めた適正な買取価格をご提示いたします。株式会社アートフラールに関する詳細は、ぜひ公式サイトのコンセプトページをご覧ください。