【絵画の売却】無名作家の作品に秘められた価値を見抜くポイント
無名作家の絵画・美術品を売却したい!価値を把握するためのポイントは?
無名作家の作品は一見すると「価値がないのでは…?」と思われがちですが、実は高値で売却できる可能性を秘めたものも多いです。しかし、絵画や美術品の価値を見抜くのは容易ではありません。隠れた名作を掘り出すきっかけとして、作品の特徴や鑑定方法、売却時の注意点などを押さえておきましょう。こちらでは、無名作家の作品の価値を見抜くためのポイントを解説いたします。
無名作家の評価基準と作品の価値を見抜くためのポイント
無名作家の作品にはどのような価値がある?
無名作家の作品であっても、買取価格が付くケースがあります。
作品の種類による違い
まず作品の種類によって買取のしやすさが変わってきます。例えば、抽象画よりも風景画のほうが買取されやすい傾向があります。また、工芸品は実用性があれば無名作家の作品でも需要が見込めます。
買取業者の評価基準
買取可否の判断基準は買取業者によって異なります。ただし、共通して見られる基準もいくつかあります。
- 作品のジャンル(風景画やお花などの静物画など)
- 本画・肉筆画か複製画か
- 色彩や筆使いなど表現力の高さ
- 需要の見込みなど
例えば、風景画や静物画などの飾りやすい作品ジャンルは買取されやすいです。また、本画・原画であれば、複製画よりも高値がつきやすくなります。さらに、画力の高さや話題性・希少性なども査定に影響を与えるポイントとなります。作品に対する需要の見込みも重要視されるため、査定時にきちんと基準に関する説明を求めることが大切です。
買取相場・査定額にかかわる要素
無名作家の作品の買取相場は作品の内容などでも違ってきます。
抽象画と風景画の違い
一般的に抽象画よりも風景画のほうが買取されやすい面があります。その理由は以下のとおりです。
- 無名作家の場合、抽象画の需要が限られるため
- 風景画は飾りやすく、万人受けしやすいため
つまり、具体的な景色や動物などをモチーフにした作品だと、査定額が付きやすいといえます。もちろん作品の質などでも査定額は変わりますが、このような違いがあることを知っておきましょう。
本画・原画と複製画の違い
無名作家の作品の中でも、本画や原画は買い取られる可能性が高くなります。本画とは完成した絵画作品のことを指します。油彩画の場合はタブローと同じ意味で、通常は筆で描いた完成絵画を本画といいます。原画は、複製されたものの元の絵のことです。作家本人が手がけた作品そのものを指します。
一方、複製画は本画や原画を複製したものです。本画や原画に比べて価値は低くなりますが、複製技術が発達した現代では高い再現性を持つ複製画も存在します。
額装の有無
額装されていると、買取査定時の評価が高くなる可能性があります。無名作家の作品は額縁に入っている状態のほうが、価値があると見なされやすいのです。その理由は以下が考えられます。
- 額装していることで、作品本体への思い入れが強いと推測できる
- 額装によって保存状態が良好で、傷みが少ないことが期待できる
- 額縁自体に価値があることがある
したがって、無名作家の作品を売却する際は、なるべく額装された状態で査定を受けることをおすすめします。ただし、額縁の状態などによっては、かえって作品の評価を下げてしまうリスクもあります。額縁自体の質なども確認しておきましょう。
作品の価値を見抜くポイント
表現性・芸術性の高さ
無名作家の作品の価値を見抜く重要なポイントは、作品の表現性や芸術性の高さです。作品から感じられる創造性や独自性、新規性、感動や驚きなどが評価の大きな基準となります。
- 従来の絵画表現とは異なる斬新な発想で描かれている作品
- 作家の確かな技術力と繊細な感性が感じられる作品
- 鑑賞者の心に強い印象を残す力強い作品
無名作家の作品でも、上記のような表現性や芸術性がある作品は高値で取引される可能性があります。
希少性・話題性
無名作家でも、存在する作品数が少ない、今話題になっている作品であれば価値があるかもしれません。例えば、今後の活躍が期待される若手作家や美大生の作品は、作品数が少ないうちから買い取られることがあります。数万円で買い取られた作品が、数年後には数十万円と価値が上がることもあるのです。また、無名作家の作品でも、メディアなどで一時的に話題になると需要が高まり、価値が付くことがあります。このように、希少性や話題性によっては無名作家の作品でも価値が見出される可能性があります。
需要の有無
無名作家の作品を売却する場合、需要の有無もチェックしたいポイントです。作品が世の中に認知され、評価される可能性を高める重要な要素といえます。無名作家の作品であっても人気ジャンルや作風だと需要があり、買取価格も高くなる可能性があります。
無名作家の作品を売却する際の注意点
複数の買取業者に査定を依頼する
無名作家の作品を売却する際は、複数の買取業者に査定を依頼することが大切です。買取業者によって評価基準が異なるため、同じ作品でも査定額にバラつきが生じるケースも少なくありません。複数の査定内容を比較検討することで、より適正な価値を把握できます。
絵画や美術品の価値を判断するには、専門的な知識と経験が必要です。特に無名作家は難しく、一概に判断できません。そのため、できるだけ多くの専門家の意見を参考にすることが重要です。
適切な管理・保管が必要
作品を適切に管理、保管することも大切です。絵画や美術品は繊細な面があり、管理の状況や保管環境などが原因で、作品に何らかのダメージを与える懸念も考えられます。例えば、絵の具が剥がれる、湿度の高い場所に保管したためカビが発生した、直射日光で色褪せが起きたなどです。管理・保管が不十分だったことで、作品の価値を下げてしまうかもしれません。管理・保管には細心の注意を払うようにしましょう。
所有権の証明も重要
作品を売却する際は、購入時の領収書や贈与契約書、相続関係の書類(遺産分割協議書など)といった所有権を証明する書類があるのが望ましいです。書類がない場合、買取業者に経緯を説明する必要がある、盗品でないことを証明するよう求められるなども考えられます。
所有権が不明確なことで買取に難色を示すケースも少なくないため、あらかじめ準備しておくと安心です。
その他、適切な鑑定を受ける、人気ジャンルの作品を売却する、実績のある買取業者を選ぶなども意識したいポイントです。
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